用語集

性同一性障害の歴史などから、アメリカなどが性同一性障害の研究が進んでいます。海外や日本の文化、時代によって、また、研究家の意見が統一されていない用語もあります。

目次

用語

性同一性障害
身体的性別と、自分の性別の自己意識(Gender identity、性自認)とが一致しない状態。自らの身体的性別に持続的な違和感を持ち、自己意識に一致する性をでき得る限り求める状態をいう医学的な疾患名です。性同一性障害とはのページもお読みください。
性別違和
アメリカの精神疾患の基準であるDMS-5の変更の中に「Gender Identity Disorders」から「Gender Dysphoria」へ変更となりました。日本精神神経学会では、GDを「性別違和」と訳しました。 「Gender Identity Disorders」の診断名が「Gender Dysphoria」に変更されただけでなく、内容もかなり変更されています。
性自認/性的自認
原語は心理学者ジョン・マネーによって1950年代に概念化された“Gender Identity”。人間は、自分の性が何であるかを意思とは無関係に認識している。多くの場合は無意識に確信していて、その認識を他人の強制や自らの自由意思で変えることはできない。その継続的認識と確信のことをいう。日本では、原語の意味を汲み取って翻訳した『性の自己意識』『性の自己認知』『自己の性意識』『性自認』などの意訳がある。
当事者
精神病として扱わずに身体の違和感を少しでも和らげようとする治療が道義的倫理的にも正しい治療であるだろうと提唱した人がハリー・ベンジャミンです。現在の日本では、性同一性障害と診断されることは、精神疾患(患者)となりますが、性同一性障害の人達は「自分たちは病気ではないが、医学的治療を受ける」という考えが多く、医療関係者もそれを尊重していることから、当事者(それに直接関係ある者)という言葉が使われています。
性別適合適合手術
性別適合手術(せいべつてきごうしゅじゅつ)とは、性別の不一致、性同一性障害を抱える者に対し、当事者の性同一性に合わせて外科的手法により形態を変更する手術療法のうちの、内外性器に関する手術を指す。“Sex Reassignment Surgery” (SRS) の訳語。
ホルモン療法
MTF
FTM
特例法
リアルライフテスト
トランスジェンダー
ガイドライン
性役割(ジェンダーロール)
Gender Identity Disorder (GID)
性同一性障害のページをお読みください。
Gender dysphoria
Gender Incongruence
Sex ReassignmentSurgery (SRS)
sexual orientation and Gender Identity (SOGI)
カミングアウト
セカンドオピニオン